2025年3月活動報告

目次

大船渡森林火災 現地調査
石川県 能登半島地震継続支援・水害継続支援

まずは大船渡の山林火災のこと。
今月半ばに「鎮圧」と発表されました。

「鎮圧」「鎮火」
パッと見た感じ、同じ意味とも取れる言葉ではありますが
消防活動においてその内容は全く異なります。
ニュースでも結構報道されたのでご存知の方もおられるかもしれませんが

【鎮圧】の定義
鎮圧とは、消火活動によって火災の勢いが弱くなり、消防隊が制御できる状態に
入った
ことを指します。
具体的には「火の勢いを消防隊がコントロール可能な状態で、それ以上火災の
延焼拡大がないと判断された時」
に【鎮圧】とされ、現場での指揮者による
判断によって認定されるものです。

【鎮火】の定義
一方で鎮火は「火災が消火され、消防隊による消火活動が必要無くなった状態」
意味するとされています。現場の最高責任者が「再燃の恐れがなくなった」と
判断した時に認定されるものです。

つまり
「鎮圧」は火勢が弱くなって人間がコントロールできるようになった状態
「鎮火」は消火活動の必要がないと判断される状態

となります。言葉というものは難しいですね。
知っておいて損はないのでよければ記憶に留めておいてください。

幹の外側が真っ黒に焦げ、水分を含んだ内部が熱で膨張し、破裂して
延焼していくなど人間が消火活動に入るまでにも長い時間を要しました。
14年前に災害を免れたお宅が今度は、だったり移築してまた、だったり。

しかし14年前の災害を経験しているからこその地域の力で、住民の方だけで
すぐにミーティングを行ったり、中学生や高校生の自発的な活動が始まっています。

こうした若い人たちの活躍に地域の皆様も元気付けられておられるとのこと。
今は復興へ関わる関係人口を増やしていくため、地域一丸となって頑張る地元の方々を
ボランティアセンターでは支えていくとのことです。

そして今月も能登での活動は変わりなく続きます。

赤い羽根共同募金様、いつもありがとうございます。
大切に役立たせていただきます!


岩手県は釜石市から、隊員のハピスコーヒーさんが今月も来てくれました。
3月でもまだ雪が解けず底冷えのする中、住民の皆様に温かいコーヒーを
今月もお召し上がりいただけました。

東日本大震災で全国の方からの温かな気持ちをお返しに、毎月欠かさず
通ってくれているんです。いつもありがとう!

七尾市での作業風景。

一年と少し前まではゴミではなかった、そして今もゴミというには憚られる
災害で出た、駄目になってしまった家屋の部材や電化製品。
こういったものもバケツリレーでどんどん積み込んで仮置き場へ。

七尾市では鍼灸のご支援やフラワーアレンジメントのご支援も
継続して行っております。

もちろん有資格者が行っているので安心して施術を受けていただけます。

フラワーアレンジメントは男性も参加してくださったり、女の子が来てくれたり。

実はひっそりと人気があるんです笑
現地駐留メンバーが蕾が開くまでしっかり管理します。

そして、今月はJVOAD交流会、そして千葉県での
「子ども未来キャラバン」に呼んでいただきました。

乾燥しているので山火事だけでなく住宅火災も相次いでいます。
どうか皆様、気をつけてお過ごしください。

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